「若く見らる」とは何がそう感じさせるのだろう。
「若く見えますね。」
ある年齢を過ぎると、
この言葉が褒め言葉になります。
でも、少し不思議です。
若い頃は、一つでも上に見られたかった。
学生の頃なら、大人っぽく見られることが嬉しかったし、
早く一人前になりたかった。
それが、いつの頃からか逆転する。
実際の年齢より若く見られると、
ちょっと嬉しい。
なぜなのでしょう。
もしかすると私たちが惜しんでいるのは、
「若い顔」ではなく、
若い頃にたくさん持っていたものなのかもしれません。
まだ行ったことのない場所。
まだ会っていない人。
やったことのないこと・・・
若い頃には、
これから先にあるものがたくさんありました。
年齢を重ねれば、
知っていることは増えていきます。
その一方で、
「もういいかな」
「今さらいいかな」
そんな言葉も、少しずつ増えてきます。
だとすれば、若さとは
年齢のことだけではないのかもしれません。
知らないものを面白がれること。
初めてのことに少し心が動くこと。
明日の予定を楽しみにできること。
そういうものが残っている人を見て、
「若い」と感じるのではないでしょうか。
若く見えることより、
まだ何かを面白がれること。
そちらのほうが、大事な気がしています。