年齢を重ねた身体でも、筋肉はまだつくのか?
年齢を重ねると、
筋肉は少しずつ落ちていきます。
これは、ある程度仕方のないことです。
では、50代、60代、70代になってから
筋肉をつけようとしても、もう遅いのでしょうか。
少し気になって調べてみると、
どうも、そうではないようです。
筋肉は、年齢を重ねても応えてくれる。
筋肉には、負荷がかかると
それに適応しようとする性質があります。
これは若い人だけに備わったものではありません。
高齢になってからでも、
筋肉に適切な負荷をかけることで、
筋力や身体機能が改善することが
多くの研究で確認されています。
もちろん、若い頃とまったく同じように
筋肉がつくわけではありません。
それでも、
「もう歳だから、やっても変わらない」
ということではないようです。
大きな筋肉をつくることだけが、目的ではない。
筋肉をつける、と聞くと、太い腕や、
割れた腹筋を想像するかもしれません。
でも、年齢を重ねてからの筋肉には、
もっと身近な役割があります。
椅子から立ち上がる。
階段を上る。
荷物を持つ。
長く歩く。
姿勢を保つ。
普段、何気なくしているこうした動作にも、
筋肉は使われています。
つまり、筋肉を保つことは、
見た目を若くするためだけではなく、
これからも自分の身体を自分で動かしていくため。
そう考えると、筋肉の見方も少し変わってきます。
筋肉の大きさと、筋力は同じではありません。
ここも、少し意外でした。
筋肉が目に見えて大きくならなくても、
トレーニングによって
筋力が向上することがあります。
身体は、筋肉そのものだけでなく、
神経と筋肉の連携なども使って動いているからです。
ですから、
「見た目が変わらないから、やっても意味がない」
とも限りません。
以前より立ち上がりやすくなった。
階段が少し楽になった。
歩いても疲れにくくなった。
そんな変化も、身体が応えているひとつの結果です。
では、何歳までできるのでしょう。
これについて、
「○歳を過ぎたら、もう遅い」
という明確な境界線はありません。
70代、80代、それ以上の高齢者でも、
筋力トレーニングによる改善を示した研究があります。
大切なのは、若い人と同じことをすることではなく、
今の自分の身体に合った負荷をかけること。
年齢を重ねた身体には、
年齢を重ねた身体なりの
動かし方があるのだと思います。
「もう遅い」はなかった。
筋肉は、年齢とともに
少しずつ失われていきます。
でも、
年齢を重ねたからといって、
身体が変わる力までなくなるわけではありません。
これは、少し嬉しい話です。
では実際に、毎日やらなければいけないのか?
週に何回くらいでいいのか?
10分程度でも意味があるのか?
どのくらいの負荷ならいいのか?
今度は、そこが気になってきました。
少し調べてみたいと思います。
※本記事は健康について考えるための一般的な情報です。
診断や治療を目的としたものではありません。
医学的な内容は、公的機関・医学会・医学論文などの情報を確認して掲載しています。