速く歩ければ、健康。というわけではない。

 

歩くのが速い人を見ると、
なんとなく元気そうに見えます。

実際、歩く速さは
体の状態を見るひとつの目安として、
医療や研究でも使われています。

では、意識して速く歩けば、
それだけ健康になるのでしょうか。

どうやら、
そんなに単純な話でもありません。

大切なのは「速さ」より、その中身。

歩くという動作には、脚の筋力だけでなく、
バランス、関節の動き、姿勢、
そして周囲に反応する力まで関わっています。

つまり、自然に歩いているだけでも、
体はいろいろな仕事をしています。

だからこそ、歩く速さにはその人の体の状態が表れやすい。

速いから健康なのではなく、

体がうまく働いている結果として、
自然な速さで歩けている。

そう考えた方が近いのです。

無理に速くする必要はありません。

いつもより大股にしたり、無理にテンポを上げたり。

速く歩くことだけを目的にすると、
かえって歩き方が不自然になることもあります。

それより気にしたいのは、

以前より歩幅が小さくなっていないか。

何もないところで
つまずくことが増えていないか。
人と歩いていて、自分だけ遅れることが増えていないか。

そんな小さな変化です。


いつもの歩き方は、自分を知る目安になる。

毎日歩いているからこそ、
自分の歩き方の変化には意外と気づきません。


誰かと競う必要もありません。

「何キロで歩けば健康」という話でもありません。


大切なのは、
自分にとって自然な歩き方ができているか。


いつもの道を、いつものように歩く。


速さではなく、自分の歩き方を
少し意識してみてください。


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