片足で靴を履く。そのとき、お尻が働いている。

玄関で、片足を上げて靴を履く。
少しぐらつきながら、足を入れる。
このとき、頑張っているのは
床についている足だけだと思っていませんか。
実は、その足と同じ側の
お尻も、体を支えています。
お尻の横、少し上のあたりにある
「中殿筋(ちゅうでんきん)」という筋肉です。
初めて聞く名前かもしれません。
でも、出番は毎日あります。
片足を浮かせると、
骨盤は浮かせた足の側へ傾こうとします。
そこで、立っている側の中殿筋が働き、
骨盤が傾きすぎないように支える。
ほかの筋肉と力を合わせて、
体のバランスを保っているのです。
しかも、この仕事は
靴を履くときだけではありません。
歩くときも、私たちは一歩ごとに
片足で体を支える瞬間があります。
右、左、右、左。
そのたびに、お尻の筋肉も働いています。
お尻というと、
形や見た目が気になる場所。
けれど、いつもの道を歩くときにも、
その中では、体を支える仕事が続いています。
次に歩くときは、
地面についている側のお尻を
少し意識してみてください。
何気ない一歩を支える筋肉が、
こんなところにもあるのです。