4月がなんとなくつらい人へ。体をゆるめる小さな習慣

4月は「新しい季節」と言われます。
けれど、うれしい変化ばかりではありません。
環境が変わる人もいれば、周囲だけが変わっていくように感じる人もいます。
期待がある一方で、置いていかれるような気持ちになることもあります。
さらに春は、気候そのものも不安定です。
朝晩は冷えるのに、昼は暖かい。
風が強く、花粉も多い。
こうした細かな変化の積み重ねで、体は知らないうちに力が入りやすくなります。
首や肩が上がる。
呼吸が浅くなる。
背中が硬くなる。
すると、気持ちまで落ち着きにくくなります。
「4月はなんとなくしんどい」と感じるときは、気持ちだけの問題ではなく、まず体がこわばっていることも少なくありません。
がんばる前に、体を少しゆるめる
調子が揺らぎやすい時期ほど、何かを増やすより、余計な力を少し抜くことの方が大切です。
長い運動は要りません。
特別な準備も要りません。
大事なのは、体に「まだ大丈夫」と思わせるような小さな動きを入れることです。
ここでは、4月の不安定な時期に取り入れやすい、やさしい動きを3つ紹介します。
① 背中をゆるめる動き
椅子に座ったままでもできます。
両手を前に伸ばし、背中を少し丸めるようにして、肩甲骨のあたりを広げます。
そのまま深呼吸を2〜3回。
一度やさしく丸めて広げるだけでも、背中まわりの固さが抜けやすくなります。
ポイントは、強く伸ばそうとしないこと。
「少し広がる」くらいで十分です。
② 首と肩の力を抜く動き
肩をすくめるように持ち上げて、ストンと落とします。
これを3回ほど繰り返します。
そのあと、首をゆっくり左右に傾けて、横側を軽く伸ばします。
春は、緊張している人ほど、首と肩の境目がずっと働き続けています。
この動きは、頑張って伸ばすためではなく、
「力が入っていたことに気づく」ための動きです。
それだけでも、呼吸のしやすさが変わってきます。
③ 呼吸を整える小さな時間
背もたれにもたれすぎず、軽く座ります。
鼻から吸って、口から細く長く吐きます。
3回だけで大丈夫です。
ポイントは、たくさん吸うことではなく、吐く息を少し長めにすること。
吐く時間が少し伸びるだけでも、体の力は抜けやすくなります。
夜に気持ちが落ち着かないときや、朝から体が重いときにも向いています。
整えるとは、元気になることだけではない
4月になると、前向きでいなければいけないような空気があります。
新しい季節なのだから、頑張らなければ。
気分を切り替えなければ。
そう思うほど、しんどくなることもあります。
けれど、整えるとは、いつも元気でいることではありません。
不安定な時期でも、少し動きやすい状態に戻せること。
それだけでも十分に大切なことです。
体が少しゆるむと、気持ちまで無理に上げなくてよくなります。
春を元気に走り抜けるのではなく、崩れすぎないように整えていく。
それも、この季節の過ごし方の一つだと思います。
今のあなたに合う整え方を見つける
体の状態は、人それぞれ違います。
今の自分に合った整え方を知ることも、
無理なく続けるための一つの方法です。